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虫歯予防

毎日、歯磨きをしているのに・・虫歯?

自己流の歯磨きをなさっている方は、何らかの虫歯や歯周病を患っていることがよくあります。

患者様の歯を赤く染めると、約70パーセントの磨き残しが見られます。

つまり正しく歯磨きができていない為に、トラブルとなっているのです。

ここで、『正しい歯磨き』をご紹介します。

【1日1回、10分フルコース歯みがき】

1.上の歯、表側/裏側 90度 → 2分

 

2.上の歯、表側/裏側 45度 → 2分

 

3.下の歯、表側/裏側 90度 → 2分

 

4.下の歯、表側/裏側 45度 → 2分

 

5.デンタルフロス → 2分

フロスの利用で出血が見られる場合は、そこに虫歯や歯周病がある可能性があります。毎回、出血するようであればご相談下さい。

噛む
唾液の役割り

モノを良く噛む事によって、唾液はたくさん出ます。口腔内細菌や食べカスを洗い流して、口腔内をキレイに維持してくれます。

その結果、虫歯や歯周病の予防に役立ってくれる訳です。かと言って、むやみに硬いものを噛んで食べる必要は有りません。かえってヒビが入ったり、歯が割れたりする事もあるので、注意が必要です

唾液は噛む強さではなく、噛む行為により唾液腺が刺激され出るので、柔らかいモノでも、キチンと噛む事が重要です。

歯医者の指導

歯の磨き残しを無くすためには、まず磨く順番を決めます。歯ブラシは毛先を歯の表面にしっかり当て、力を抜いて、細かく動かします。

朝・夕方・晩の3回が理想で、一回10分間、丁寧に磨きます。

90度みがき

歯の表面をみがくときには、歯ブラシを歯に対し「90度」にして、歯と歯の間にブラシを入れます。

45度みがき

90度磨きで一周したら、

次は、歯ブラシを45度の角度にして、歯と歯茎の間にブラシの先端を入れ歯茎の溝をみがきます。

奥歯の後ろみがき

歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多い「奥歯の後ろ」は要注意。歯ブラシで口を横に広げるようにして入れて磨きます。

フルコース磨き

フルコース磨きのタイミングは朝食前か就寝前、鏡を見ながら行います。

歯の再石灰化が始まる食後30~40分後が理想です。

デンタルフロス

歯ブラシの後は、デンタルフロス。歯ブラシの届きにくい歯と歯の間や、歯並びの悪い箇所のプラークやステインを除去します。

虫歯のリスクを減らすと共に、口臭も抑えられます。

フロスは1日1回使用します。

ブリッジの人へ -歯間ブラシ

通常は、歯と歯の間が大きく空いていなければフロスで十分です。

ただし、ブリッジを入れている人はフロスが入りにくいため、「フロス通し」か「歯間ブラシ」を使います。強くこすると歯の隙間が広がってしまうため、軽く使ってください。

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虫歯予防メカニズム

本来生まれたばかりの赤ちゃんには、虫歯菌はいません。虫歯菌は、大人と食べ物を分け合ったり同じ食器を使うなどして、大人の口からだ液で感染します。

もし2歳半〜3歳までに虫歯菌をうつされなければ、その後の人生は虫歯になる可能性は、かなり下がります。

虫歯は、虫歯が出来る3つの条件が重なった状態で、時間経過により発生します。

・歯があること

・虫歯菌がいること

・糖質があること

虫歯菌であるミュータンス菌は、砂糖などの糖質が無ければ生きていけません。そして、口内の糖質で増えた虫歯菌は、やがてプラーク(細菌のかたまり)となって歯の表面に付着します。

歯の表面では、糖質を養分に酸を発生し、歯の主成分であるカルシウムやリンを溶かしてしまうのです。この状態が虫歯(脱灰)なのです。

しかし、食後から30〜40分すると、通常はだ液の働きで虫歯菌に溶かされた歯の表面が、歯の再石灰化により元に戻り、虫歯の進行を食い止めてくれます。

 

但し再石灰化を起こす為には、口の中に糖分が無い状態を維持する必要があります。

従って、日頃から砂糖入りの飲料やアメなどを常用している人は、再石灰化が阻害されるため、虫歯になり易いと言えます。

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